2015年下半期を振り返ってみると、今までにない、あらたな不動産系ウェブサービスが次々とローンチしたように思えます。その中でも目立つのが中古物件の価格推定サイトです。似たようなサイトがいくつもあってどれを使えばいいのかわからないという方のために、各サイトの特長を比較してみました。

日本全国の不動産相場を自動査定『HowMa(ハウマ)』

日本全国の不動産相場を自動査定するウェブサービスです。住所を入力するだけで、その周辺にある物件の中古価格相場が地図上に表示されます。平均より高かったり低かったりする物件に関しては色で区別されているので見やすく、直感的な操作でサクサク動かせるのでとても使いやすいです。個人情報の入力が不要で、気軽に閲覧できる点も良いですね。

『HowMA(ハウマ)』
https://www.how-ma.com/

不動産参考価格がひと目でわかるサイト『HOME’Sプライスマップ』

いま住んでいる家や、希望のエリアがどれくらいの相場か、
私たちはこれまで簡単に知ることができませんでした。
そこで開発したのがHOME’S プライスマップです。
「ここって、どれくらいの価値があるの?」と知りたくなった
マンションの参考価格が、誰でも簡単に調べられるようになりました。
これまでになかった、新しい不動産売買の入り口です。

おなじみのHOME’Sが開発した『HOME’Sプライスマップ』。
個人情報の登録は不要で、住所を入力するだけで気軽に地域のマンション参考価格を閲覧することができます。β版では首都圏のマンション約16万棟の参考価格が公開されており、マンション売却、マンション購入に役立ちそうです。今後は順次、対象エリアや賃貸物件にも対応していく予定とのこと。

『HOME’Sプライスマップ』
http://www.homes.co.jp/price-map/

市場価値がすぐ分かる、未来型不動産サービス『IESHIL(イエシル)』

業界有識者との研究・サービス開発によって誕生したIESHIL(イエシル)では、約3,000万件の賃貸情報や売買履歴を元にしたビッグデータから、各物件の今現在の市場価値をリアルタイムで査定して表示しています(特許出願済)。建物単位での漠然とした価格ではなく、部屋単位の市場価格をはじめとする情報を、簡単な会員登録だけでご確認いただけます。ご自身が所有する不動産や、気になる不動産の価格推移を確認することで、市場価格を参考にした不動産売買が可能となります。

現在、東京都23区内のマンション物件4万件超が先行リリースされていますが、これはなんと東京都内マンション物件の1/3に当たります。不動産物件価格のリアルタイム査定(特許出願中)や、物件に関する利便性・治安・地盤情報など8項目のレイティングデータの公開も予定されています(2015.12現在は未対応)掲載物件の推定賃料がわかる新機能もリリースされ、ますます利便性がアップしました。

『IESHIL(イエシル)』
https://www.ieshil.com/

ソニー不動産のテクノロジー Real Estate Tech 『不動産価格推定エンジン』

不動産価格推定エンジンは、ソニー(株)R&Dのディープラーニング(深層学習)技術と、ソニー不動産が有する不動産査定のノウハウや不動産取引に特有の知識を活用して、 ソニーとソニー不動産が新たに共同開発した機械学習ソリューションです。

不動産価格推定エンジンの推定精度は、MER(Median Error Rate:誤差率の中央値)で5.48%となっており、業界最高水準の精度を誇っています。マンション保有者であれば誰でもリアルタイムで自分の物件の価格を知ることができます。「おうちダイレクト」で話題をさらったソニー不動産が、独自の技術と不動産査定のノウハウを導入して開発したというのも注目すべき点ですね。

『不動産価格推定エンジン』
https://sony-fudosan.com/tech/

まとめ

不動産価格の透明性が問われている昨今、このようなサイトが次々と公開されるのは業界の活性化にもつながるのではないでしょうか。数あるサイトの中から今後頭一つ抜けるためには、推定価格の設定が重要となってくるでしょうね。

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